FM川口へお邪魔しました

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皆様は、2015年の9月にFM川口(正式表記はFM Kawaguchi 856 studio)という川口市内にサービスエリアを限定した、コミュニティFM局が開局したことをご存知でしょうか?ラジオ好きの私自身その存在を存じ上げず、先月立ち寄った元郷の立呑み屋さんでたまたま放送を聴いて知りました。

『コミュニティFM局』とは、市町村レベルのサービスエリアを地域限定したコンパクトな放送局で、普段は音楽を中心に楽しめることができるFM局ですが、災害発生時には行政と連携してその地域に根ざした災害情報を発信する放送局にもなります。我々エルザ32自治会防災部としても注目し、活用を進めていこうと考えています。

その第一弾として、末広町にあるFM川口さんのスタジオにお邪魔しお打ち合わせの機会をいただきました。先にお知らせしたエルザ32の館内自主放送で、このFM川口の放送を活用できないかというアイデアを持ち込みました。具体的には、FM川口の放送を自主放送の音声部分へ再放送する予定で検討を進めています。

FM川口の送信所は末広町ですので距離にして2km程度しか離れていないのですが、サービスエリアを川口市内に限定された免許であることから、市内南部のこの元郷地区では建物が鉄筋コンクリート等ですと受信し辛い場合があります。このため自主放送で再放送するアイデアを思いつきました。

残念ながら館内が災害で停電してしまうとテレビ共聴システム(皆様のご家庭へテレビ受信信号を配信するアンテナ線経路)も電気で稼働しているため停止してしまい、災害停電時にはこの手法では聴こえなくなってしまいます。

しかし、普段からFM川口というコミュニティFM局を認知していただくこと、東日本大震災の際はエルザ32では停電はありませんでしたので停電していない災害発生時にもご活用いただける見込みです。最近はラジオ受信機が無い、というご家庭も増えてしまっているのでその対処の意味合いもあります。

今回のFM川口さんへの往訪では、同局放送部長の小田島さんに面会させていただくことができて、上述の再放送についてはとても前向きにご同意いただける旨お話をいただくことができました。放送法の関係で、同局様から再放送同意書を取得した上で総務省へ再放送の届出を行って本放送へ展開させていただく予定です。

普段のFM川口の放送内容ですが、コミュニティFM局としては珍しい100%完全自主制作番組を放送され、トークは少なく音楽中心の放送を行われていらっしゃいます。普段はBGM代わりにお聴きいただき、有事の際には災害情報を確認していただくのに最適です。時折、川口市の名跡やコミュニティをご紹介する番組や防災知識のためのコラムなども放送されています。

是非久しぶりにラジオをご用意いただき、FM川口を聴いてみてください。上品な番組編成内容でオススメの逸局です。

カテゴリー: 館内自主放送 パーマリンク

FM川口へお邪魔しました への3件のフィードバック

  1. ピンバック: FM川口の再放送設備(1) | エルザタワー32 自治会防災部

  2. ピンバック: FM川口の再放送設備(2) | エルザタワー32 自治会防災部

  3. ピンバック: FM川口の再放送同意を頂きました | エルザタワー32 自治会防災部

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