ラジオを聴こう!(1)

 

エルザタワー32自治会防災部ホームページをご覧の皆様、明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。さて、新年一番目のトピックスとしては『ラジオを聴こう!』と題して、万一の備えにも普段の暮らしにも大いに役立つラジオの活用についてお伝えします。

先にお伝えしました通り、ここ地元川口市に待望のコミュニティーFM局が開局しましたので、当防災部でもラジオの活用について改めて見直しています。今回はその1回目の記事として、ラジオの重要性とオススメラジオ端末についてご紹介します。

まず、災害の備えになぜラジオが重要なのか?

  1. 停電しても、わずかな乾電池で動作する
  2. テレビと違って、乾電池で動作させられる
  3. ご自宅から避難場所へなど、機器の移動が簡単にできる
  4. テレビの広域情報に対し、ラジオは比較的地域情報を得られる

もちろん、先の東日本大震災の際には停電しなかった川口市内では、テレビの速報性と映像は東北で何が起きていたか知るには重要なメディアでした。しかし広域な情報が中心であると、いざ被災した立場になりますと情報不足になりがちです。事実、阪神淡路大震災を初めいくつもの震災被災経験者の皆様は、ラジオの重要度を挙げられています。

さて、近頃ではラジオ受信機自体が無いというご家庭が多いようです。川口市地元のコミュニティーFM局『FM Kawaguchi』も開局したことですし、これを機にラジオ受信機をご用意されてはいかがでしょうか。

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そこで、ラジオ受信機の選び方とオススメ機種についてお伝えします。まず重要なのは、イヤホンラジオでなくてスピーカーが付いていること。これは、被災時に重要な情報を共有するには周りの皆さんとラジオ放送を聴けることが重要だからです。

今回、防災部からオススメするのはこのソニーさんの『ICF-801』という機種です。ご覧の通り昨今の機器としては随分大き目ですが、大きな口径のスピーカーが付いていて普段使いでも耳が疲れない事と、被災時には周りの皆さんと聴くには充分な音量を確保できます。

電源は、電灯線(製品同梱の電源ケーブルにてAC 100Vで動作)と乾電池の両方が使うことができます。普段使いは電灯線につないで、被災時には入れておいた乾電池で動作させる事が可能です。乾電池は単2乾電池を3本使用します。単2型は単1型や単3型に比べてあまり使われないからどうか、とも感じましたが実はこれが被災時に役立ちます。

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この画像は、東日本大震災 3.11発災直後の3月26日に防災部が店頭調査したものです。単1型が特に品不足となり殆どのお店で欠品、多用されている単3型も需要が多いので品薄でした。一方、単2型は普段から店頭在庫はあるのですが使用される機器が少なく発災後も比較的入手が容易でした。

発災後に単2型を入手できる事が確約されるわけでは無いので普段からご自宅で乾電池の備蓄はお願いしたいのですが、多用されていない単2型だからこそのメリットも享受できる可能性があります。

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※大きさの比較のために単3型乾電池との比較
※このラジオ受信機は単3型は使わず単2型を使用します

今回ご紹介したラジオを防災部からオススメするポイントは、スピーカーが付いていること、付属品で電灯線と乾電池両方が使えること、ご年配や機械に弱い方でも操作できる簡便性、普段使いにもとても良い音を聴くことができる大口径スピーカー、そしてなによりアナログ式ですので乾電池の持ちが良い事です。

ご家庭に備蓄いただき普段使いし、有事の際には停電や持ち運びも想定した場合には丁度使いやすいサイズですのでオススメします。特にAM放送はFM放送かと勘違いするほどの高音質が味わえ、FM Kawaguchiも窓際なら良好に受信ができます。次回は、ラジオを快適に受信するテクニックについてお伝えします。

 

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