防災フェスタ2015実施報告

 

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2015年10月25日(日曜)『エルザ32防災フェスタ』という開催形式では今回で9度目となる『エルザ32防災フェスタ2015』を開催しました。当日は53世帯116名の居住者の皆様にご参加いただきました。 昨年は天候に恵まれましたが、今年は折からの強風のため屋外での活動内容では大変な事となり、午後の模擬店・懇親会の部を中心にこれまでとは違った対応をすることとなりました。

午前中は所轄消防署である南平分署のご指導の下火災想定の訓練、午後は自治会主催の懇親模擬店とAED使用法説明、防災設備の巡回スタンプラリーなどを実施しました。 本来は、午後の懇親会の部は炊き出し訓練・防災備蓄資機材の運用訓練を兼ねて2階庭園で実施していましたが、強風で危険なため上の画像の通り急遽2階サブエントランスホールに会場を移しました。

特に苦労したのは、熱源の取り扱い。屋内ではもちろん使用できませんので2階庭園の軒下を利用しましたが、台風時並みの強風のためコンロの火も吹き消されてしまう程でした。

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以前からコンロの火が安定するように風除けをコンパネで製作してありましたが、この日は風除けがあっても強風が回り込み火が消えてしましました。防災部メンバーの機転によりご覧のように風除けを斜めにする事で、火を安定させる事に成功しました。

また、今年からはプロパンガスから灯油コンロに熱源を変更しました。こちらでご紹介したように、プロパンガス並みのカロリーを確保しながらも保管しやすく安全・安価な灯油を使う珍しいコンロですが、今回のアルファ米炊き出しの湯沸かしにも強風の中大活躍しました。

屋外イベンドは風のない好天であるに越した事はないのですが、災害は悪天候でもやってきます。今回の悪天候が、有事の強風対処方法への知見となりましたので、有意義な模擬訓練となったと思います。

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川口市から提供されたアルファ米の炊き出し訓練についても、2階の風除室をうまく活用して軒下の湯沸かし班との連携を上手くこなし、あっという間に150名分の炊き出しを完了しました。

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エルザ32では1階の防災センターに配置しているAED(体外式自動除細動器)について、使い方と心肺蘇生法との一連動作を毎年恒例となった解説を交えて説明を行いました。設置した8年前よりも認知度が上がったAEDですが、今年は「何時からAEDの説明をされますか?」とお問い合わせがあったり、大人の方も子供の方もご覧のように多くの方が真剣にご覧いただけました。

この「エルザ32防災フェスタ」も9回目を迎えいささか内容にワンパターン化が否めないのですが、防災知識と各種資機材への知見を蓄積して忘れないためには、ワンパターンの内容を諦めずに年一回続けていく事が大切なのかもしれません。一方、来年はめでたく10周年を迎えるイベントですので、防災部メンバーにて来年の催事内容は再検討していきたいと考えています。

 

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