川口市災害図上訓練DIG

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9月8日 日曜日 13:30~16:30の間、防災部長と防災リーダー1名の計2名で埼玉県・川口市合同開催の『川口市災害図上訓練DIG』に参加しました。DIGとは、Disaster Imagination Gameの略で、地図上で様々な災害想定と対策を検討する取り組みです。

災害図上訓練は、地図を用いて地域で大きな災害が発生する事態を想定し、地図と地図の上にかける透明シート、ペンを用いて、危険が予測される地帯または事 態をシートの上に書き込んでいく訓練のことである。リスク・コミュニケーションの手法のひとつ。 これが、いわばハザードマップの役割を果たし、事前に危険を予測できることと同時に、避難経路、避難場所、即応性ある避難準備の徹底、地域住民や関係機関 において如何なる対策や連携が必要かの検討など、参加者の間で共有することが可能となるとされる。

Wikipedia 日本語版

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このように、白地図上に主要幹線道路や水路、防災活動拠点や水利、発災時に危険な構造物や災害弱者などの情報を次々プロットしていき、完成した地図を元に様々な事前準備と発災後の対応について協議を進めます。

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最後は、各グループごとに検討した事前対策と発災後の対処内容について発表します。それぞれを『自助』『共助』に分類し、各人が個人で付箋紙に書き留めた課題を順次模造紙に貼り付け、相互関係や見落としている内容について検証していきます。

今回、エルザタワー32自治会 防災部としては、隣接する地元町会である元郷3丁目北・南町会さん、元郷4丁目町会さんと卓を囲みました。この地区の課題としては、耐震基準が変わった昭和55年以前の古い一戸建住居が密集しており、しかも過去区画整理がなされていないブロックもあるため狭窄路地が多いことが挙げられました。これらの住居エリアでは倒壊や大きな火災に進展することが危惧され、防火体制・訓練や災害弱者の早期避難支援等が議論されました。

エルザタワー32は築10年の超高層建築物で、構造体の強度や防火基準は非常に厳しく設計されているのでこういった心配は低いのですが、近隣で区画全体が大きな火災に見舞われると阪神淡路大震災であったような火災旋風が発生することも危惧され、事前にこうして把握しておく事はとても重要です。

また、私がもっと重要だと感じているのは、こうした訓練等の機会を通じて周辺町会の皆様と顔見知りになっていくことであると思っています。今回も、何度か顔を合わせている町会長さんや防災部長さんのほか初めて顔を合わせる方が沢山いらっしゃったので、また新たなコミュニティ形成にもなったと感じています。

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