電力供給逼迫による停電への備え

(どなたにも判り易い様に、平易な用語で記載します)
(正しい用語とは異なる表現がありますが、主旨をご理解下さい)

東北地方太平洋沖地震発災に伴い、東京電力の発電所に損傷があり電力の供給が逼迫(電気が足りない)状況になっています。詳しい説明は難しくなるのでやめておきますが、皆さんの電気使用量のほうが、東京電力の供給可能量を超えてしまうと停電が発生してしまいます。
特に、夕食の支度をする時間帯である
18時(午後6時)~19時(午後7時)の間
について、電力不足による停電が懸念されています。ただ停電するということだけではなく
病院などで救命中の助かる命を
停電のために危機にさらしてしまう

ことが一番残念なことです。
次のような皆さんの心がけで、今回の電力事情を改善できます。
是非、皆さんで実施してください。エルザタワー32は389世帯ありますから、
皆さんのほんの少しの心がけでも、被災地の何百軒もの電気供給に協力できます。
1.夕食の炊飯は時間帯をずらして
電気炊飯器や電気ポットは、瞬間的にとてもたくさんの電気を使います。たとえば電気炊飯器でご飯を炊くのは午後5時までに済ませておく、湯沸しはガスをつかって電気を使わない保温ポットや保温水筒に保管するなど。
電気ではなく、都市ガスで料理するのも節電になります。
※エルザ32標準のガスコンロは、点火は乾電池です
東京ガスの『エコ・クッキング』も参考にしてみてください。
2.不要不急の電気機器はまめに消す

お部屋の電気はすべて消す必要はありません。余震発生時に返って危険です。余震発生時に最低限必要な電灯以外はこまめに消灯しましょう。またビデオデッキやパソコン等、不要不急の電気機器はコンセントからコードを抜いておきましょう。
3.冷蔵庫の設定温度を【弱】にする

今はまだ春先で気温も低いですから、冷蔵庫の設定温度は【弱】に。これだけで冷蔵庫の電力を2~30%削減できます。
4.エアコン暖房はできるだけ控えて
エアコンによる暖房は電力をたくさん使います。午後6~7時近辺だけでもいいので消すか温度を下げましょう。あまり無理をして暖房を使わないと風邪を引いたり体調を崩すため本末転倒ですのでほどほどに。
5.停電に備えましょう
万一の停電に備えて
・懐中電灯等 明かりの用意
・乾電池の準備
・水の汲み置き

明るいうちに行っておきましょう。
エルザ32では、水道は電動ポンプによるくみ上げ方式のため、停電すると即時に水道がとまってしまいます。飲み水は、やかんやポット・ペットボトルに汲み置きしておきましょう。またトイレ等生活用水も大量に必要になります。風呂桶には常に水を満たしておくようにしましょう。
風呂桶に水だけを貯めておくには、シャワーを水温度にして風呂桶へ入れれば貯めることができますし、お風呂を沸かすようにお湯を沸かしても良いでしょう。ただしお風呂を沸かす場合は電気を使いますので、夕方5時ごろまでに終えておきましょう。

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電力供給逼迫による停電への備え への2件のフィードバック

  1. 匿名 のコメント:

    火力発電所も大きな損害を受けているそうで、冬まで計画停電は続くのではないかとの情報も有るようです。
    ガスジェネレータなどマンションで設置し、共用施設の電力をまかなうなのどの対応を考えた方がよいのではないでしょうか?

  2. 防災部長 のコメント:

    ご意見ありがとうございます。
    確かに、ここまで長期化する事態への停電対策は設計時考慮されていないので、検討は必要かもしれませんね。
    しかし、多額の設備投資が必要であり「自治会防災部」でなんとかできる部分ではないので、マンション管理組合理事会へ情報として申し送りを行います。
    ご意見の主旨とは異なりますが、参考情報です。当面、非常用自家発電機(軽油を使用)による計画停電時3時間/日の電力バックアップは、4月末程度までの燃料を確保済みです。また、震災前から非常用自家発電機の燃料タンク(現在390L)の容量拡張について理事会では調査しており、来月の通常総会で諮る予定があります。

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