東京消防庁 海難救助デモ

94341630.jpg  写真:大型船舶用 12,000馬力ディーゼルエンジン
本日はゴールデンウィークとあって、家族と東京はお台場にある 『船の科学館』 に往訪しました。一般社会にあって船舶はとても縁遠く、プロっぽい要素が山盛りな予感を背にやってきました。ご覧のようにあらゆる展示物が巨大でダイナミックなものばかり。この写真も天井まで見上げんばかりの巨大エンジンで、出力もまさに桁違い。
さて、こんな展示物を娘たちとブラブラ見ていると、13時から屋外エリアで東京消防庁協力による海難救助デモが行われるとの情報が。まぁ、救命胴衣の着用方法やAED・心肺蘇生などの簡単なものだろうとたかをくくって現場に向かうと…
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船の科学館別館である、元南極観測船 『宗谷』 と 元青函連絡船 『羊蹄丸』 が停泊している間の海上に、派手なサイレンを高鳴らし消防艇 『はるみ』 が登場であります。
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まずは消防艇による水難救助デモ。海上に落ちて救助を求める2名の要救助者を消防艇と水上スクータを活用した救助デモ。
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そうこうしているうちに、元青函連絡船 『羊蹄丸』 船上から擬似出火。ご覧のようにもうもうと立ち上る煙に、船上からとはしご車からの放水が展開されます。しかも東京消防庁ハイパーレスキュー隊による船上要救助者救出デモへ。
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そこへ拍車をかけるかのように、東京消防庁の消防ヘリまで臨場。海上の要救助者へめがけて救命浮き輪を投入するなど、迫力満点な場面展開。
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締めくくりは、消防艇 『はるみ』 も参戦しての一斉放水であります。デモ中、各場面に対する指令は消防無線で実際に指令されていると同様の通話コードと抑揚を利用した臨場感あふれる拡声デモもあり、なかなかの迫力でありました。
あまり期待せずふらっと立ち寄っただけに、あまりの本格的な迫力に降参、という次第でありました。なかなかプロの迫力満点のデモンストレーションでありました。

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発動発電機 始動方法手順書

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エルザ32自治会防災部にて所有の、ヤマハEF2500i発動発電機の操作方法手順書がありませんでしたので、作成しました。

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ワード文書で作成後、ご覧のようにラミネート加工した上で、

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発電機本体にくくりつけました。有事の際は、防災関連役員がマンション館内に居るとは限りませんので、どなたでも発動できるように写真付の手順書としました。
【重要】 発動機の停止方法
被災時の運転時、給油などの事由で停止する場合は、正面運転スイッチをオフにします。
平時の発動機始動試験完了後、発動発電機を停止し保管する場合は運転スイッチオフではなく、燃料コックをオフにします
これは、キャブレターまでの経路の燃料を使い切って停止させることにより、次回始動時に始動しやすくするためです。燃料コックをオフにすると、数分で燃料の供給が断たれ自然に発動機が停止します。その後、正面の運転スイッチをオフにすることを忘れずに
発動機発動試験は、月に一度行っています。

現在作成中の災害発生時対応マニュアル(防災リーダー・役員用)では、1階のメインラウンジを災害対策本部、2階サブエントランスホールを救護センターとして設営することを想定しておりますので、まずはそれらの場所の照明・諸活動電源として利用します。
また、特別避難階段A/B内の照明用電源としての発動発電機の活用を検討中です。エレベータ停止中は、特別避難階段を利用しての生活が不可欠となりますからね。
尚、本日現在では可搬型発動発電機はご覧の機種が1台のみですが、今期予算で2台の追加を予定しております。また上記の機種は、川口市推奨機種のため、周辺の自主防災組織でも同一機種をご利用の場合はこの手順書をご活用ください。
PDFファイルはこちら
guide_for_start_engine.pdf

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2010年度 第9期自治会総会

2010年4月25日(日曜日)、15時過ぎより第9期エルザタワー32自治会総会が開催されました。
主だった防災関連活動および防災資機材調達の予算は、無事可決されましたので、順次調達を執行していきます。今期は、備蓄場所の問題で二期繰越していた防災資機材の調達再開、無線設備の更新、気象観測設備等が新規事業内容として承認されました。
議事録は後日各戸配布されますが、自治会総会の議事進行音声を掲示します。
Apr2010_el32jitikai.mp3

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川口市防災リーダー研修

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本日は、川口市災害対策室主催の 『川口市防災リーダー講習会』 に参加させていただきました。各町会から1名の参加が要請されており、およそ各町会から防災部長が往訪されていました。
講習会場は、東京墨田にある 『本所防災館』 での体験講習であります。丁度、建設中で話題の 『東京スカイツリー』 からすぐ近くの場所にあり、本所消防署に併設されている立派な施設です。都内にはここのほか、池袋と立川に同様の体験施設があります。
当日は、川口市内3箇所に観光バスが送迎に来てくださり、わが元郷地区は南平文化会館前から乗車。バス車中では、たまたま元郷南小PTAの元南フェスティバル関係でお知り合になった、元郷3丁目南の防災部長さんと隣の席となり、道中情報交換しながら向かいました。
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本所防災館では、ご覧のように各フロア体験施設と自由観覧施設に分かれています。基本的には、事前に電話等で連絡し予約をしてから行くとスムーズのようです。これは、煙体験等インストラクターとツアー形式で周る必要があるためです。
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まずは、大型シアターで大地震の擬似被災体験映像の鑑賞です。映像の中での想定は、川口市でも良く起きうる大規模地震として指摘されている千葉県船橋市近辺を想定震源とする 『東京湾北部地震』 としており、東京の下町であるこの地域で被災したことを想定し、普段防災訓練を受けている中学生が被災した場合のことをリアルに描いています。
随分立派(必要以上に?)なシアター施設に、思わず最近話題の仕分けで議題に上がる 『ハコモノ』 を連想し苦笑いをしながらも、映像自体は東京消防庁なども監修されているだけあり、なかなか良く出来た内容でありました。
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映像の次は、いわゆる応急手当・救命講習です。資格を得られる普通救命講習ではなく、あくまでも 『体験』 を目的としているため、20分程度の時間にて心肺蘇生とAEDの使用方法について、大まかな流れを講習していただきました。参加者は流石は防災部長中心だけあって、皆様手馴れた実演風景でありました。
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その他、煙体験や風水害体験施設があるのですが、今回は煙中避難体験。いつもマンションの防災訓練である簡易的なものではなく、実際に複数の部屋や扉の中を、避難誘導灯を手がかりに避難していくというものです。
5人程度を一組で体験しましたが、避難誘導灯以外消灯した薄暗いリアルな環境の中、姿勢が高くなると煙に巻かれるため警告が出るようになった施設で、かなり実践的な火災避難体験ができるようになっています。
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午前中一杯、体験講習を行ったあとは川口市よりお弁当の支給があり昼食です。昼食をはさみ、一時間程度館内を自由観覧し、防災ライブラリや防災クイズ等で防災知識を強化させていただきました。
川口から本所までの往復道中は、川口市災害対策室の朝倉主幹より今夏開催される 『平成22年度 川口市総合防災訓練』 の内容等について講習があり、今春の人事異動で災害対策室長が小倉室長となられたこと、元室長の上山氏は栄転で川口市消防本部の消防長になられたとの情報をお聞きしました。
休日にもかかわらず、川口市災害対策室の小倉室長、朝倉主幹、増田様をはじめとした職員の皆様が段取り良くご対応いただいたお陰で、予定より早く14時半過ぎには帰宅させていただきました。毎回、災害対策室の皆様は休日中心の活動をされていらっしゃり、かつご熱心で頭が下がります。
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外は明るく少々時間は早いですが、早朝より頑張りましたので本日は奮発してプレミアムビールで猫と反省会とさせていただきました(笑。

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食料備蓄について

まず、エルザ32では現時点では食料の備蓄をしておりませんので、最低3日間程度の食事を自己完結できるよう、各ご家庭で食料備蓄に努めましょう。一般的に、自治体等から緊急支援物資が届き始めるのに発災後2~3日が必要といわれていますので、その間の自己完結が必要です。
食料備蓄といっても、長期保存可能な高価な災害備蓄用食料をわざわざ購入する必要はありません。普段食事に供する食材を努めて3日分以上在庫するようにするだけで良いのです。
オススメは、冷蔵が不要で熱源がなくても食せるもの。たとえば食パンなどです。次に加熱や水が必要なもの、乾麺やカップラーメンの順に用意すれば良いでしょう。
水の備蓄は水の備蓄についての記事を参考にしていただくとして、ご家庭での熱源(お湯を沸かす手段)として一番利便性が高いのは、いわゆるカセットコンロです。これならキャンプ用と違って、誰でも手軽に利用できますし、普段の食事にも利用できます。あとはカセットガスボンベを必ず3本程度ご家庭に在庫し、在庫が3本以下にならないよう随時買い足しをしていけば良いだけです。
高価な長期保存食料(アルファ米)は、大人数分を一括管理する際には必要な備蓄手段ですが、ご家庭では普段使いの食材を多めに在庫して、古いものから普段食して行けば良い訳ですから、ご家庭で長期保存食料の備蓄は不要だと考えています。
また、エルザ32自治会としての食料備蓄については、現時点でなぜ無いかといいますと、まずは資機材の調達が優先課題となっており、毎年の予算も限られていることから、調達の優先順位を下げています。いずれ資機材の調達が一段落しましたら、自治会としての食糧備蓄についても検討を行いたいと考えています。

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防災フェスタ2009レポート

DSCN4691.jpg写真:模擬火災発生~避難訓練の様子
エルザ32防災フェスタ2009ポスターデータ
email_防災フェスタ2009.pdf
2009年10月25日、エルザ32年間で最大のイベント 『エルザ32防災フェスタ』 が開催されました。年一回の法定防火訓練をもっと沢山の住民に参加して頂いて、災害時の互助精神を高めるために親睦を深める場をと 『防災フェスタ』 と称してイベントを開催しています。午前を消防署ご指導の各種訓練、午後を秋祭り風に模擬店を出して住民相互の親睦を深めてもらう催事としてからはや3年目になりました。今回は過去最大の出し物があったおかげで、3年前の1回目は約250名だった参加者ですが、引き続き同規模の約240名にご参加いただきました。
DSCN4705.jpg写真:地震体験車(起震車)による地震体験演習
昨年から登場した起震車 『川口なまず号』 は、2年目にもかかわらず大人気で長蛇の列ができていました。このところ好天が続いたにもかかわらず、当日は小雨の混じる肌寒い一日になってしまったものの多数の方が我慢強く列に並んでくださいました。災害に天候は関係ありませんから、こうやって並ぶことの大変さを体感することも良い経験です。
『川口なまず号』 は残念ながらテーブルや椅子を配置できる大きさではないので、座ったまま震度6~7の揺れを体験するというものですので若干実戦とは体感条件が異なりますが、 『こんなに揺れるんだ』 という印象を強く残していたので一定の成果はあったようです。ここ川口周辺では、 『東京湾北部地震』 が想定大地震であり 『川口災害ハザードマップ』 によると、市内でも地盤によりますが震度6強が襲うとされていますから、日頃からの災害対策・心構えが必要です。
DSCN4699.jpg写真:大型はしご車 搭乗体験の様子
今年の目玉は、大型はしご車の来場です。実際にマンションベランダから避難訓練も可能なのですが、このご時世色々苦情が寄せられることもあるようで(非参加者住居から覗かれた、とかの苦情があるようです)、管轄消防署のご提案でマンションを背にはしごの伸縮のみで 『はしご車ゴンドラの高さ』 を体験しました。このようにちびっ子もちゃんと命綱とヘルメットを着用します。
DSCN4711.jpg写真:はしご車のゴンドラに載ってGo!
こんな感じに伸展します。地元管轄消防署にははしご車の配備がないので、別管轄分署から応援で来場いただきました。なんとこのはしご車は 『先端屈折式』 という最新型で、ビルの屋上等でゴンドラ乗降に恐怖感を感じないように、はしご先端部が屈折してくれます。消防マニア的にはたまらない逸品です(苦笑。はい、もちろん私は防災部長として冷静を保っていましたが、心は大興奮でありました(笑。
はしごは伸展すると剛性が弱くなるので、結構左右に揺れます。しかも周りに何もないのでオトナは結構恐怖感バリバリのようでした。私も消防署長に 『防災部長が体験しないとダメだ!』 と一番最後に搭乗させていただきましたが、高所は平気な私でも結構厳しかったです。この写真でニコニコ平気な顔して笑っているのが我が長女(小3)です。子供達は全く平気らしく、皆ニコニコしていました。恐れ入ります。
午後は炊出し演習や、やきとり・おでん・フランクフルトウィンナー・生ビール等、模擬店で交流会です。ことしは肌寒すぎて屋外でゆっくり親睦を深めることができませんでしたが、模擬店スタッフも3回目とあって慣れたものでスムーズに進行しました。
DSCN4717.JPG写真:おたのしみ防災大ビンゴ大会
最後のお楽しみはビンゴ大会。特等をディズニーリゾートチケットとすると、こんなに老若男女あつまるんですね。ネズミ業恐るべし、です。結局ディズニーチケットは管理会社に提供して頂いているので予算は低く抑え、残りの商品は 『自分で買うのはあれだけれど、貰うならいいかも』 的な各種防災グッズを毎年取り揃えています。ネズミチケットに誘惑された各位に、ムリヤリ賞品説明で防災グッズの利便性も語りますので、自然と防災知識も高まります。
エルザ32防災フェスタ2009実施レポート(対外用)
02_low_エルザ32防災フェスタ2009実施レポート.pdf

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AED講習動画

2010年1月に新宿で開催された「しんじゅく耐震フォーラム2010」で撮影した、東京消防庁職員さんによるAED講習の模様です。復習用・初めてご覧になる方用に動画を掲載します。
IMAGE_917.jpg写真:エルザ32のAED配置場所 1階管理事務室
IMAGE_915.jpg写真:エルザ32に配備しているAEDの実物
ご承知とは思いますが、エルザタワー32ではAEDを1階管理事務室内に1台配置しています。自分で1階までAEDを取りに来なくても、お部屋のインターフォンから非常ボタンを押して受話器で通話し、1階防災センター設備員・警備員さんにAEDを持ってきてもらう手段を活用してください。
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目の前で意識のない方がいたら、まず心肺蘇生(胸骨圧迫・人口呼吸)をすぐに開始してください。1階防災センターへインターフォンでAEDを依頼したついでに、119番通報を依頼しても構いません。大事なのは、一人で解決せず周りの人達に手伝ってもらう事です。

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水の備蓄について

エルザ32での水の備蓄について、現状では特段飲料水の備蓄は行っていませんので、各家庭で備蓄をしておきましょう。
まず一番大事な話として、エルザ32の上水道給水は 『電動モーターで給水している』 ので、被災して停電したら お部屋の蛇口からは即お水が出なくなります。
とはいっても特別な買い物をする必要はありません。長期間備蓄できる水は割高ですから非経済的です。向かいのスーパーなどで特売日に、ペットボトル入り飲料水を普段から多めに買って各家庭に備蓄しておけばよいだけのことです。当然賞味期限がありますから、賞味期限がきたら普段の料理・飲料などに利用し、また新しいものを特売日に補充するだけです。ペットボトル2リットル/6本入りを1ケースか2ケース余分に家庭内で買っておけば済みます。
ペットボトル入りの保存飲料水を家庭で備蓄する場合、一人・一日あたりの必要最低限を2リットル(飲料水のみ)とし、一家4人家族だとすると、2リットル×4=8リットル必要です。
さらに、パニックが収まり給水車がやってくるまで3日分を備蓄したとすると8リットル×3日=24リットル最低でもこれぐらいは確保しておけば安心です。つまり6本入りを2ケースですね。
但し、これは飲料水に限った必要量ですから、洗顔や歯磨き等生活用水はお風呂の水を常に貯めておくなどで対処しましょう。但しこの方法は小さなお子様がいらっしゃるご家庭では、水の事故に充分気をつけてください。エルザ32の場合、コインでお風呂の扉が脱衣所から施錠できますから、これを活用すると良いでしょう。
IMAGE_908.jpg写真:風呂場への扉の施錠部分
一方、エルザ32の地下には受水槽といって、皆さんのご家庭へ上水道を配水するために一旦貯め置きしているタンクがあります。これには蛇口が付けてあって、被災時には受水槽から給水することも可能です。
IMAGE_918.jpg写真:地下の受水槽室扉
IMAGE_921.jpg写真:受水槽室内部の様子 アイボリーのタンク下部に蛇口がある
IMAGE_919.jpg写真:受水槽タンク下部の給水用蛇口
(受水槽室内入り口右脇に、清潔なホースを配備してあります)
エルザ32の受水槽は、お風呂などの生活用水をすべて含めると1日に必要な量の3分の1程度しかありませんが、被災時に地下まで階段で飲料水として汲みに行くのであれば、運ぶことができる量は知れていますから、受水槽の貯水だけで数日は持つかもしれません。
IMAGE_922.jpg写真:受水槽は2部屋に渡り設置されています
こうしたエルザ32内の受水槽からの給水や、市からの給水車による給水に備えて、給水用タンクやジャグなどを各家庭で用意しておきましょう。一番手軽なのは、キャンプ用でつかう給水ジャグです。秋口のシーズンオフになると、大型のものでも千円程度で安売りしています。
02_IMAGE_910.jpg写真:安価なキャンプ用給水ジャグの例(コールマン社製)蛇口付き

Coleman(コールマン) 1ガロンジャグ

Coleman(コールマン) 1ガロンジャグ

  • 出版社/メーカー: Coleman(コールマン)
  • メディア: その他


 

Coleman(コールマン) 2ガロンジャグ(レッド) 2Gal Jug 5592A703G

Coleman(コールマン) 2ガロンジャグ(レッド) 2Gal Jug 5592A703G

  • 出版社/メーカー: Coleman(コールマン)
  • メディア: スポーツ用品




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防災配備無線検討資料

02_DSCN4465.jpg写真:今回採用予定のバーテックススタンダード製 FTH-107 (防水仕様)
従前配備していた、申請免許制の簡易業務無線機(出力5W)は、無線機の単価が高額であり台数を多く配備できない課題と、出力が大きい分乾電池での運用が困難であり、被災時の電源確保に課題がありました。
一方、今回比較検討した特定小電力無線機は、出力が小さい(出力0.01W)ものの、充電式または単三乾電池一本で運用できる上、中継器の設置により広範囲の通話が可能になります。
DSCN0242.JPG写真:試作した特小無線機 中継装置 左端が中継器本体
また、無線機自体が免許申請・資格が不要であること、無線機単価が廉価(従来10万円近くに対し、1万円台)であることから、多台数の無線機配備が容易になります。
また、簡易業務無線機は他の組織(たとえばエルザ55)との交信は電波法上認可されませんが、特定小電力無線局同士は通信相手に制限がなく、近隣の自主防災組織との連携も容易となります。
2009年度迄で、この特定小電力無線機について試験的に少台数調達し試験運用し調査した結果、2010年度より既存の業務用無線機の免許が失効することを機に、特定小電力無線機へ移行していきます。
これら無線機材の検討過程で作成した資料を掲載します。
各種無線機制度の比較資料
防災配備用無線比較.pdf
災害発生時の無線機材使途について
無線システム概要.pdf

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2010年度 川口市総合防災訓練募集

この度、川口市主催による地震・水害を想定した 『平成22年度川口市総合防災訓練』が開催されます。
この訓練の事前訓練に並行して川口市防災リーダー資格保持者の皆様への再講習ならびに新規資格取得者のための講習が行われます。
今回の総合防災訓練は行政からの一方的な訓練実施ではなく、高層住宅の性質に特化した住民側主導の訓練内容を中心としたいとの市からの提示もあり、エルザ55自治会・当自治会からも要望を申し入れております。
非常に有意義な防災訓練となることを確信しておりますので、各位のご参加をお願いいたします。
Q:防災リーダーとは?
A:川口市による認定資格
  国家資格・都道府県知事認可資格ではありません
Q:防災リーダー制度の意義は?
A:大規模災害被災時、消防・救急等だけでは対処が行き届きません
  いわゆる自助・共助による解決が必要であり、その中心人物となる
  地域の防災に関するリーダーを育成します
Q:防災リーダーではどんなことを学ぶ?
A:災害の基礎知識、応急手当、心肺蘇生(AED)、避難所運営等
  被災時に安全・安心に暮らすための活動につき演習を通じ学びます
Q:どんな人物が防災リーダ講習受講に向いている?
A:防災知識を深めたい方、ボランティア活動に興味のある方
  コミュニティ形成活動を行いたい方、
  消防・危機管理マニアの方、打ち上げが目的の方(苦笑)
  サバイバルグッズマニアの方、エルザ内で顔見知りを増やしたい方
  などなど
Q:費用等はかかりますか?
A:一切不要です 防災活動服は市より新品を支給します
  本訓練当日は、食事支給があります
  訓練終了後は、防災部主催の反省慰労会を検討中です
  希望者には、本訓練8月21日(土)夜にエルザ55自治会との
  防災活動親睦情報交換会に参加できます

◆ 受講について ◆

第1回:(事前演習)5月 8日(土)領家中学校にて
     19時~21時
第2回:(事前演習)6月 5日(土)エルザ32にて
     19時~21時
第3回:(事前演習)7月 4日(日)領家中学校にて
     9時~正午
第4回:(事前演習)8月14日(土)エルザ32にて
     19時~21時
第5回:(本番演習)8月21日(土)、22日(日)
     15時(土)~翌10:30(日)
※訓練の詳細は、1階管理事務室に詳細資料がありますが
 以下からもダウンロードできます
 事前講習・訓練詳細(但し内容は予定で市と協議中)
 防災訓練日程.pdf
※全ての日程にご参加できない場合もご相談下さい
 補講等で調整します
※個人情報保護のためこの記事へのコメントによる応募は受け付けておりません
※お申し込みは、エルザ32 1階管理事務室へ
※本訓練へのご質問は、本記事へのコメントで歓迎します

2008年度 川口市総合防災訓練の様子

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